CONCEPT
木を生かす。木に生きる。
"一点もの"の家をつくる
明豊建設の家づくりは、木と出会うことから始まります。
一本一本の木の個性を見定め、選び抜き、持ち味が最大限に生きる家をつくるのです。
手仕事だから感じる木の息づかい、手道具だから聴こえる木々の声を大切にしながら、
住まう人と息の合った住空間に仕上げていきます。
それは、まさに「一点もの」の家。
木を愛してやまない大工が建てるオーダー建築ならではの、生きた家づくりです。
家づくりの木を、ムダなく生かす
例えば、不必要に太い木は頑丈そうに見えても、空間を圧迫し暮らしにくさを生んでしまいます。
家の美しさとは、一本一本の木を飾りとして使ったものではなく、
すべてがムダなくその役割を果たしている姿です。
それを私たちは「機能美」と呼びます。
安価で美しく見える仕上がりを求めて貼るクロスや、
高気密・高断熱のために極端に小さくした窓では、
気持ちのいい暮らしをつくることはできません。
自然のままに暮らせる家は、建った時が生まれた時。
人が時の流れとともに、身に負う傷も刻まれるしわも人生の味わいとして成長していくように、
家も積み重ねる時と共に完成形へと近づいていきます。
住まう家族とともに育っていく家。それが、私たち明豊建設が建てる家なのです。
大工がつくる、生きた家
「気配り」と「木配り」。
家族とともに育つ家をつくるため、私たち明豊建設が大切にしていることです。
「気を配る」とは、住まう家族に寄り添うこと。
「いつも何時に帰宅しますか?」「洗濯物を干すのは誰ですか?」
生活スタイルを丁寧にヒアリングすることで、
子どもたちがはしゃぐ様子を想像しながら空間をつくったり、
ちょっと背の低いお母さんのために、システムキッチンの高さに配慮をしたり。
家族一人ひとりが暮らしやすい家づくりを大切にしています。
「木を配る」とは、機能美を生かし家を丈夫にするために、木の使い方を工夫すること。
重さをしっかりと受け止めるための材木づかい、木が持つ個性を楽しむための組み合わせ、
節や木目、曲がり具合、年輪といった、木のクセを活かしたデザイン。
どんな木を、どこに生かし、どう組めば、
一本一本の木が機能美を発揮し、気持ちのいい住まいになるのか。
たくさんの現場で学び、気づき、試行錯誤を繰り返す中で見出した答えの積み重ね。
それが「木配り」なのです。
お客様と家族になれる仕事を目指して
「工事は終わり? 寂しくなるねえ。あんたら、もう家族の一員や」
かつて、ある完成した家の引渡しの日を迎えた時、お客様からいただいた言葉。
それは、今も私たちの宝物です。
まちの小さな工務店として家づくりに携わる楽しさは、お客様といつでもまっすぐに関われること。
初めてのご相談に始まり、お互いの意見を交わし合いめざす家づくりの方向がひとつになるまで、
私たちは仕事を始めません。
最後までとことん一緒に家づくりに取り組む中で、
お互いが家族のような気持になれることをめざしています。
「他では見たことのない家が欲しい」「棟梁が住みたいと思える家をつくってくれ」
「遊び心を持たせた住まいに出会いたい」「周りから、ほめられる家に住みたい」
あらゆるご要望にお応えしながら、最後に行きつくいい住まいとは「住んでよかった」といわれる家。
大工冥利に尽きる仕事を、一棟でも多くお届けできますよう、日々技と心を磨き続けています。